何でも『安物買いの銭失い』というのがあります。安価な日用品であれば笑って済ませられますが
不動産となれば値が張るのでそういうわけにはいきません。
不動産に掘り出し物なし、といわれます。物がよくて安いのであれば最高ですが、そういうわけには
いきません。掘り出し物だと思って買っても、家を建てられなかったりなど法律上の傷(瑕疵)があれば
無駄金になってしまいます。
たとえば、市街化調整区域は市街化区域に比べ相当やすくなっています。露天駐車場や屋外の資材置き場などで使うなら問題は少ないでしょう(これとても、農地転用許可をとっているか、まだならそれが可能か、用途の規制はないかなど確認すべき点は多々あります)が、しかし、建物を建てるには開発許可を取らなければなりませんが、なかなか容易ではありません。すでに建物が建っているからといって安心は
できません。適法に建てられているかどうか、これから建てる場合も許可が下りるのか、などを吟味しなければなりません。安いだけに安易に買ってしまいそうですが、事前の確認調査が必要です。安物買いの銭失いにならないために。 (2012/8/27)