工場用地を買う場合にもいろいろ検討しないと後悔することが多々あります。
まず、価格の安さに魅かれて、市街化調整区域を買うのは注意が必要です。建物を建てるには
開発許可を取得しなければなりませんが、すんなりといくとは限りません。用途によっては不可能な
場合があります。自治体によって取り扱い方が分かれています。また、既存の建物があるからといって
それが合法的だととは断定できません。仮に合法的であっても、買い手が、従来と異なる用途であれば
問題がでることもあります。この点は、新規の開発許可を取る積りで対応したほうが無難です。
土壌汚染にも気をつけなければなりません。元は自動車修理工場だったり、メッキ工場だったり、ガソリンスタンドだったりすると土壌が汚染されていることがあります。
また、工場用地だからといって、工場ならどんな工場でもいいわけではありません。いろいろな法令で規制されている場合もあります。業種や規模によっても違います。
土地の取得は事前の調査を慎重にしないといけません。 (2012/03/02)