東日本大震災から、早2ヶ月が経過し、人々の心は少しづつ落ち着きを取り戻してきた感があります。いま一番気がかりなのは、福島原発の成り行きです。新しい情報、それも過去の事実

に関する情報がいまごろ出てきて、混乱させています。

 被災地やその周辺では、賃貸物件の需要が逼迫してなかなか入居ができないようです。仮設住宅に入りたくない人々も普通の賃貸マンション・アパートなどに走っているのでしょう。そのため、仮設住宅の建設数量が当初予測よりも相当減少しています。

 リゾートマンションも被災者の避難先として使われ、活況を呈しているようです。越後湯沢などはその典型です。ゴーストタウン化したところが活性化することはいいことですが、いつまで続くでしょうか。

 当社の店舗がある下板橋周辺(北池袋、板橋、大山)は上記の状況とはあまり連動していないようです。空室率もどれだけ好転したのか分かりかません。

 中古マンションの引合いや成約は活発になってきたようです。誰もが様子見をしていたと思いますが、最近普通の取引状況に戻ってきています。この心理的側面は経済活動の核心的要素です。ただ従来と違うのは、建物の耐震性や揺れに関心が高まっていることです。揺れの心配から超高層マンションなどは人気が陰っているようです。しばらくは静観ということでしょう。

 地形にも関心が強まっています。岩盤や高台にある物件に人気が出ています。昔湖沼や沢、海浜だった場所の埋立地は液状化の問題で敬遠されています。

 いずれも”今のところは”という限定符つきです。時間がたてば、時代が変われば、また変わるでしょう。しかし、今回の大震災を教訓として、より安全で快適で、堅固な建物が増えていかなければならないことは当然です。日本が自然災害国であることを常に忘れてはなりません。

                                  (2011/05/21)

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