東日本大震災とくに津波によって途方もない廃棄物が発生し、保管場所に堆積しています。
地域によって差はあるでしょうが、この処理はいつまでかかるか展望は開けていません。
この廃棄物は、震災という自然現象で発生したごみなので廃棄物処理法という平時の法律が及ぶところではないでしょうが、国や自治体が中心となって処理するものの廃棄物処理に慣れている廃棄物処理業者がノウハウを発揮して能率的に処理する必要があります。震災廃棄物の処理方法も難問です。たとえば可燃物は焼却処理が多いのでしょうが、海水に浸かっていれば塩分が多く普通の焼却炉では持たないでしょう。さらに被災地から遠く離れた場所で処理するとなると輸送の負担も馬鹿になりません。原発近くの廃棄物の受け入れに反対している町もあるようなのでますます処理は大変です。 (2011/05/18)