東日本大震災で多くの土地建物が被害を受けました。津波で原形を止めないほど
変形したところは復旧まで相当の時間がかかりますが、そうでないところでも大きな
影響を受けました。
たとえば、原発事故で避難した地域は放射能の影響次第では土地の評価が相当変わるでしょう。また千葉県の浦安のように埋め立て地で液状化現象が起きたところもそうでしょう。
大地震による影響は計り知れません。それにより土地鑑定の方法も変わっていくでしょう。
それ以前に人々の体験・印象・風評による感覚的な評価によって土地建物の取引が大きく変わる懸念があります。そこで客観的・科学的・合理的な評価による妥当な評価による取引を望むものです。